やどかりがペットボトルをやどかりの宿貝として使っている。
五百mlではなく小さい方の何mlかの方。オレンジ色がチャーム・ポイント。
彼は赤鼻でということではなくても、周りの偏見と戦っている。世の中には差別の無い世界は無いのだなーと、感じさせられる。小さなことでも攻撃は出来る。
地球の七十%は水。その時点で平等ではない。今の陸地では全人口を賄いきれない。
人間も同じく。黒白黄色と同じ人間でも偏見差別が無くらない。宗教でも。
水の豊富な地域とない地域。
ウンコの出る人臭い人。
ある日、外国の海(何処にも国境はあるようで)からやってきたやどかりが、やどかり達を襲って宿貝を奪っていく。少しでも自分の力を誇示するが為だけに。
やどかり達は仲間のやどかりに助けを求めるが、一戸貝ではかくまう訳にもいかない。
貝を無くしたものは逃げ足が速い。貝を持ったものは遅い。
そんなこんなで貝を無くしたものは逃げる逃げる。貝を背負ったものは奪われて、逃げる。
仲間外れのペット・ボトルやどかりのトコロに逃げ込んだやどかり達は友達だよね。友達だよねと、ペットボトルの中に入り込む。
そこにやってきた外国やどかりは疎外感を味わう。
外国やどかりは妥協案を。
かどかり達は返してもらい一戸一戸の貝を持ち、みんな友達に。
しかし、その日々は続かない。
何やかんやペットボトルやどかりはまた、差別され一人ぼっちに。
そんなとき、外国やどかりが持ってきていたウィルスが流行り、やどかり達が全滅。
仲間外れで暮らしていたやどかりが世界で一戸のやどかり王になる。
やどかりはペットボトル宮殿に閉じこもり生き続ける。
他の国に行けばやどかりが居るかも知れないと、やどかりは歩き始める。
しがらみペットボトルを捨てて。
小説家は小さい頃のアホな出来事を面白おかしく、文才で読み物にしてエライもんやな。ガメラが遊んでくれた日が良かった。表紙のカエルと二階建てバスは何でやろ。
2008年10月13日月曜日
本 やどかりとペットボトル
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